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一色登希彦版「日本沈没」、読了。

2008.12.22(10:49)

今朝、今週の週刊ビッグコミック・スピリッツを買って、一色登希彦版「日本沈没」読了した。

今は、今日この時に、胸を張って「読了した」と言えるのが喜ばしい。
確かに自分は、「情報を収集する意味」で何冊かの週刊漫画誌と隔週刊漫画誌と月間漫画誌に眼を通してはいる(全部買っていると言わないのが素敵だ)。

だが、最初から最後まで、徹頭徹尾、徹底して、それが「日本沈没」という小松左京先生という日本SF界の巨匠が構築した一本の終焉戯曲であったはずであるにも関わらず、もう何度もさいとうたかお氏の漫画や、昭和劇場版や、昭和テレビ版や、谷甲州先生の第二部や、筒井康隆先生の「日本以外全部沈没」や、河崎実監督の「日本以外全部沈没」劇場版や、(あまり加えたくはないが)樋口カントクの「日本沈没(しない)」や、その他様々なアンソロジー作品やパロディ作品を含めて、描写されつくされた作品であったハズであるにも関わらず、それらを一度徹底的に「ぶち壊し」再構築・再構成した上で、新しい調味料を注ぎ込み、まったく新しい物語として「再創生」した事には、最大級の賛辞を送りたい。

本当に、見て、観て、読みつくしたハズの物語であったはずなのに、これほど先の展開が予想できない作品はなかった。
それゆえに、「本当に面白い作品」であった。いや、何より作品を創生している作者こそが「色々な意味で」作品を楽しんでいたことであろう。

特に、冒頭の「回りながら沈むビル」から「回って沈む金閣寺」を経て、「海底乱泥流の描写」や、「深海作業艇わだつみ」、「深海作業艇ケルマディック」やMV-22オスプレイ改(勝手に平成おおくにと呼んでます)の使い方、田所博士や渡老人のキャラクターと「何もせんほうがええ……」、そして最終回のアレに至るまで、平成劇場版で「アレほど無視された」昭和テレビ版のテイストが余すところなく活かされていたことが、ワシら「昭和テレビ版」至上主義者(笑)にとっては何より嬉しかった。

確かにこの作品も、最終的に「日本沈没」ではないなにかの物語になってしまいはしたが、まっとうに理論立てて考えてみれば、日本列島だけが沈んで他の世界がまったくの無傷で済むなどということがあるわけがないし、そういう意味でこの一色版の終焉「日本沈没」という作品の終焉としてまったくの「有り」だと考える。
日本列島に最後に生き残っていたものが何だったかとか、最後はどう終わったかだとか、ネタバレになる事は一切書かない。これは絶対に、自分自身の眼で確かめるべきだ。

連載中何度も泣かせてもらった。
何度も感心させられた。
何度も、忘れていたものを思い出させてもらった。
最終回1話前のアレも、描かずにはいられなかったのだろう。
その気持ちもよく解る。

一色先生、最高でした。そして、御疲れ様。

追記:来年の星雲賞コミック部門には、もちろん一色登希彦版「日本沈没」強く推薦する。

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