2008年12月

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  2. 中国空母、続報(12/30)
  3. めめんともり その2(12/29)
  4. 中国国防部「航空母艦建造を検討。主権と権益を保護」(12/24)
  5. ソマリア沖に駆逐艦を派遣―中国初の「国外」作戦行動(12/23)
  6. 一色登希彦版「日本沈没」、読了。(12/22)
  7. めめんともり(12/22)
  8. 拙著、「迅雷計画」最終刊、12月22日発売です。(12/20)
  9. イェフィム・ゴードン氏の「Chinese Aircraft」発売されました。(12/15)
  10. 丸1月別冊 スーパー・ゼロ戦烈風図鑑(12/12)
  11. 訃報のジェットストリームアタック……。(12/07)


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中国空母、続報

2008.12.30(05:47)

asahi.comから。

中国、初の空母建造へ 来年着手、15年までに中型2隻

>【北京=峯村健司】中国軍が09年から、初の国産空母建造を上海で始め、2015年までに
>5万~6万トン級の中型艦2隻の完成を目指す。複数の軍や造船会社の関係者が明らかに
>した。また、遼寧省の大連港に係留されている旧ソ連軍の空母ワリャーク(6万トン級)が近く
>改修を終えて訓練用に就航する見通しで、艦載機パイロットの養成も始まっている。

>最近、黄雪平・中国国防省報道官が建造に前向きな発言をしており、各国の関心が集まっ
>ていたが、計画の全容が明らかになるのは初めて。空母の配備で中国海軍の洋上戦闘能
>力が高まれば、東アジアの軍事バランスに大きな影響を与えるとみられる。

>中国軍は08年秋までに「大航空母艦計画」を作成し、海軍総司令部内に専門部署を設けた。
>原子力ではなく、通常推進型となる。広東省湛江に司令部を置き南シナ海を管轄する南海艦
>隊に配備される予定で、海南島三亜に専用の埠頭(ふとう)を建設している。艦載用にロシア
>製戦闘機スホイ33を約50機購入する。

>上海市当局者によると、上海市郊外の長江に浮かぶ長興島には、世界最大規模の造船基地
>が08年秋に完成した。4カ所ある大型ドックのうち1カ所が空母建造用。造船会社関係者の話
>では、電力制御システム関連の部品はロシアから輸入するほか、国内の軍事関連企業に発
>注した。これらの調達が順調なら空母の工期は2年短縮される。

>一方、大連港にあるワリャークは旧ソ連時代に7割ほど建造されたもので、98年にマカオの
>観光会社が買い取り、02年から海軍と関係が深い大連の造船会社が改修していた。電気
>系統のトラブルなどがあったが、このほど訓練用として完成のめどが立った。

>大連には、発着に高度な技術が求められる艦載機パイロットを養成する学校が設立された。
>07年からウクライナ・オデッサの海軍航空部隊トレーニングセンターで学んだ中国海軍幹部
>が講師となり、選抜された約50人を訓練している。ロシアなどからも講師を招いているという。

>海軍少将の一人は朝日新聞の取材に対し、中国の中東からの石油輸入が増えているため
>マラッカ海峡やインド洋のシーレーン防衛を空母の任務に想定していると明らかにしたうえで、
>「米国が保有するような10万トン近い大型空母ではなく、脅威にはあたらない」と強調した。

なんか久々に、朝日新聞の記者にも優秀な人材が残っていることを思い知らされました。あっ、でもワリャークではなくワリャーグな。
そんで、ワリャーグがどういう船かというと、アドミラル・グズネツォフ級空母2番艦

これで中国の空母
1.アドミラル・グズネツォフを基本とした、6万トン級通常動力スキージャンプ空母。しかも2隻
2.艦載機はスホーイSu-33

で確定。ちなみにSu-33については週刊オブイェクトにこういう話題が。

ロシアと中国が軍事技術の知的所有権協定に調印

<中ロ>軍事技術分野の知的所有権保護で合意、「パクリ」兵器の輸出禁止へ : Record China

>2008年12月15日、米軍事専門紙・ディフェンスニュースは中国とロシアが11日に軍事技術
>分野における知的所有権保護の協議に調印したと報じた。これにより中国はロシアの技術
>を利用して製造した兵器を勝手に輸出することが出来なくなるという。19日、東方網が伝え
>た。

>中国はロシア軍需産業にとって最大のお得意様であると同時に、最大のライバルでもある。
>その典型例ともいえるのが中国「自主開発」の戦闘機・殲撃11。ロシアのスホーイ27を元に
>開発されたものだが、中国は「自主開発」したものと主張、自国で配備するばかりか、パキ
>スタンなどにも売却、軍事兵器市場でロシア製戦闘機と競合関係にあるという。

>中国の「パクリ」行為にロシアも態度を硬化、新規の兵器売却契約をストップするなど両国
>の対立が続いていたが、このたび軍事技術分野における知的所有権保護が両国間で確認
>されることとなった。同協議によりロシアから技術供与を受けた兵器の輸出が禁止されたた
>め、中国製兵器の輸出に影響が生じると見られている。

これで、Su-33ばかりでなくかなりの艦載兵器が現状のまま使用可能になりました。

残る問題は
1.空母を中核とする艦隊の編成と運用(護衛艦隊の編成と艦隊情報通信)
2.長駆作戦時の洋上補給の問題

となりますが、練習空母としてのワリャーグの就役と、今回のソマリア海賊征伐遠征艦隊への福池級補給艦「徽山湖」の派遣でかなりの問題がクリアできそうな気がして来ました。
そういう意味では、中国は空母保有に関してかなり本気であり、2015年の中国海軍空母2隻就役というのは絵空事でもなんでもないと結論付けられます。

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めめんともり その2

2008.12.29(00:47)

あのね。オービタルリング上に建設された高エネルギー収束施設をエネルギーチャージ中に破壊したらよ。

オービタルリング自体、無事では済まない。

ハズなんだけど。

ヘタすると、オービタルリングに接続されている(という設定だったよな)

軌道エレベータも無事では済まんのだけど。

そんでもって、だとすると普通

ヘタなコロニー堕としより地上に被害が出るはずなんだが。

これで次回オービタルリング自体が無事だったならば

ご都合主義も甚だしい

んじゃねえの。つうか、何で

要塞制圧戦じゃダメだったの?

要塞破壊戦じゃ、頭悪すぎると思うぞ>話を書いた奴科学考証した奴

中国国防部「航空母艦建造を検討。主権と権益を保護」

2008.12.24(03:40)

中国海軍ネタ、続きます。サーチナから。

>23日付中国新聞社電によると、中国国防部の黄雪平准将は同日、海賊対策を目的とする
>中国海軍艦隊のソマリア沖(アデン湾)派遣についての記者会見で、「中国政府は各方面
>の総合的要因により、航空空母の建造を真剣に検討する」と述べた。

>黄准将は、航空空母は一国の国力の具体的あらわれであり、海軍の実力のための具体的
>要求であると述べ、「中国には広大な海の辺境があり、国家の海上での主要方面の安全と、
>領海での主権と海の辺境での権益を維持することは、中国の武装力の神聖な職責」と主張
>した。

ついに中国軍首脳が、空母建造計画があることを認めました。
大国の威信に賭けて、沿岸海軍から遠洋海軍へ生まれ変わろうとする発意の一環なんでしょうが、その前に補給艦の装備をなんとかしましょうね。洋上補給も満足に出来ん海軍が、空母を持つなぞちゃんちゃら可笑しいですよ。

ただし、こういう計画が内在している以上、中国海軍は確実に日本に対する脅威と考えなければなりません。

ソマリア沖に駆逐艦を派遣―中国初の「国外」作戦行動

2008.12.23(11:04)

サーチナで、中国海軍ソマリア沖派遣艦隊詳細な構成が公表されていました。

>ソマリア沖に駆逐艦を派遣―中国初の「国外」作戦行動
>22日付環球時報によると、中国海軍南洋艦隊はソマリア沖にミサイル駆逐艦「武漢」、「海口」
>と総合補給艦「微山号」を派遣する。中国が帰属問題で係争があるスプラトリー諸島(南沙諸島)
>などを除けば、中国初の国外での作戦行動。
>中国艦隊は船舶が危険にさらされた場合のみ行動し、それ以外には攻撃活動を行わない。
>付近を航行する他国の船が海賊に攻撃・威嚇された場合には、国連決議にもとづき、人道的
>救援を行なう。今回の任務で中国艦隊は単独行動を行い、他国の軍艦との共同作戦は行なわ
>ない。ただし、情報の共有は行なう可能性がある。同艦隊は26日に海南省三亜市の軍港を出
>航する。
>「武漢」は広州級駆逐艦で、2004年に就役。「海口」は広州級の改良型である蘭州級駆逐艦で、
>05年に就役した。蘭州級駆逐艦は中国で初めて本格的な艦隊防空能力を備えたシリーズ。
>同シリーズの開発には、米国から盗んだ技術が使われたとされている。同シリーズの技術盗用
>に関連して、米国で逮捕された広東省出身の中華系米国人、麦大志被告は20年間に渡り情報
>を盗み出していたとして2008年3月25日、カリフォルニア連邦裁判所で禁固24年5カ月が言い渡
>された。

この記事、微妙に間違ってます。
総合補給艦は正確には、福池級補給艦(フーチー級)徽山湖。この辺はさすがに、人民網日本語版の記事の方が正確ですね。

広州級駆逐艦「武漢」(Wuhan)(052B

Wuhan

全長154m,全幅:17m,満載排水量:約7,000トン,
主機:DA-80/DN-80ガスタービン 2基(48,600馬力)+MTUディーゼル 2基(8,840馬力) CODOG 2軸
最大速力:30kt,最大航続距離:4,500nm
乗員:280名
武装:AAM発射機×2,ASM発射機×4,SSM発射機×2,魚雷発射管×2,100mm単装砲×1,30mm対空機関砲×2
電子兵装:三次元レーダー×1,対空/対水上レーダー×1,
火器管制レーダー:SAM用×4,SSM用×2,対空火器用×2
チャフ発射機×4
搭載ヘリコプター:Ka-28ヘリックス対潜ヘリコプター

おおよそ、ソ連海軍のソブレメンヌイ級に相当する艦艇のようです。

052C型防空駆逐艦「海口」(Haikou)

Haikou

全長154m,全幅:17m,満載排水量:約7,000トン,
主機:DA-80/DN-80ガスタービン 2基(48,600馬力)+MTUディーゼル 2基(8,840馬力) CODOG 2軸
最大速力:30kt,最大航続距離:4,500nm
乗員:280名
武装:AAM発射機×8,ASM発射機×2,魚雷発射管×2,100mm単装砲×1,30mm対空機関砲×2
電子兵装:三次元レーダー×1,対空/対水上レーダー×1,二次元対空レーダー×1
火器管制レーダー:SSM用×2,対空火器用×2
チャフ発射機×4
搭載ヘリコプター:Z-9C対潜ヘリコプター

対空レーダーをフェーズドアレー化した、対空強化型の駆逐艦です。もっとも、ソマリア沖では海賊が相手なので、僚艦「武漢」と同等性能の対水上戦闘能力の艦(ただし、情報処理能力は「海口」が上)と見るのが妥当でしょう。

福池級補給艦(フーチー級)「徽山湖」(Weishanhu)

Weishanhu

全長178.5m,全幅:24.8m,満載排水量:約23,000トン,
主機:SEMT-Pielstickディーゼル 2基(24,000馬力) 2軸
最大速力:19kt
乗員:130名
武装:37mm連装対空砲×4
搭載量:燃料 10500t,清水 250t,ドライカーゴ 680t
チャフ発射機×4
搭載ヘリコプター:Z-8ヘリコプター

現在の中国海軍の主力補給艦で、派生型が輸送艦や病院船として運用されている。プローブレシーバーや、ドライカーゴ用の受給ポストが装備されていないということで、洋上補給能力についてはどうなんだろう……?

まあ、要はソブレメンヌイ相当の洋上打撃能力を持つ艦艇2隻主力輸送艦1隻が派遣されたという認識で正解だと思います。
旗艦は「海口」なんだろうかなあ? 情報処理能力から考えると「海口」なんだが。

一色登希彦版「日本沈没」、読了。

2008.12.22(10:49)

今朝、今週の週刊ビッグコミック・スピリッツを買って、一色登希彦版「日本沈没」読了した。

今は、今日この時に、胸を張って「読了した」と言えるのが喜ばしい。
確かに自分は、「情報を収集する意味」で何冊かの週刊漫画誌と隔週刊漫画誌と月間漫画誌に眼を通してはいる(全部買っていると言わないのが素敵だ)。

だが、最初から最後まで、徹頭徹尾、徹底して、それが「日本沈没」という小松左京先生という日本SF界の巨匠が構築した一本の終焉戯曲であったはずであるにも関わらず、もう何度もさいとうたかお氏の漫画や、昭和劇場版や、昭和テレビ版や、谷甲州先生の第二部や、筒井康隆先生の「日本以外全部沈没」や、河崎実監督の「日本以外全部沈没」劇場版や、(あまり加えたくはないが)樋口カントクの「日本沈没(しない)」や、その他様々なアンソロジー作品やパロディ作品を含めて、描写されつくされた作品であったハズであるにも関わらず、それらを一度徹底的に「ぶち壊し」再構築・再構成した上で、新しい調味料を注ぎ込み、まったく新しい物語として「再創生」した事には、最大級の賛辞を送りたい。

本当に、見て、観て、読みつくしたハズの物語であったはずなのに、これほど先の展開が予想できない作品はなかった。
それゆえに、「本当に面白い作品」であった。いや、何より作品を創生している作者こそが「色々な意味で」作品を楽しんでいたことであろう。

特に、冒頭の「回りながら沈むビル」から「回って沈む金閣寺」を経て、「海底乱泥流の描写」や、「深海作業艇わだつみ」、「深海作業艇ケルマディック」やMV-22オスプレイ改(勝手に平成おおくにと呼んでます)の使い方、田所博士や渡老人のキャラクターと「何もせんほうがええ……」、そして最終回のアレに至るまで、平成劇場版で「アレほど無視された」昭和テレビ版のテイストが余すところなく活かされていたことが、ワシら「昭和テレビ版」至上主義者(笑)にとっては何より嬉しかった。

確かにこの作品も、最終的に「日本沈没」ではないなにかの物語になってしまいはしたが、まっとうに理論立てて考えてみれば、日本列島だけが沈んで他の世界がまったくの無傷で済むなどということがあるわけがないし、そういう意味でこの一色版の終焉「日本沈没」という作品の終焉としてまったくの「有り」だと考える。
日本列島に最後に生き残っていたものが何だったかとか、最後はどう終わったかだとか、ネタバレになる事は一切書かない。これは絶対に、自分自身の眼で確かめるべきだ。

連載中何度も泣かせてもらった。
何度も感心させられた。
何度も、忘れていたものを思い出させてもらった。
最終回1話前のアレも、描かずにはいられなかったのだろう。
その気持ちもよく解る。

一色先生、最高でした。そして、御疲れ様。

追記:来年の星雲賞コミック部門には、もちろん一色登希彦版「日本沈没」強く推薦する。

めめんともり

2008.12.22(09:16)

あー、もうダメだ。どうしてもツッコマずにはいられない。

オービタルリング上の高出力レーザーで、上にも下にも撃てるのはよーくわかったけど、

あれ、真横には撃てないんでないかい!?

なんでレジスタンスの人達は、バカ正直射界から近付いて行くのだらう?
(バカにしてますか? ええ、バカにしていますとも>ワシ)

拙著、「迅雷計画」最終刊、12月22日発売です。

2008.12.20(12:51)

拙著、迅雷計画」シリーズの最終刊

「迅雷計画 -そして、星へ行く船-」

12月22日発売。ISBN:405404011X 税込価格990円

自分にとって初めての長編作品となりましたが、なんとか書き上げることが出来ました。
サブタイトルがどこかで聞いたようなサブタイトルになっていますが、

最終回が別のSF作品のタイトルなのはお約束

ですよね。あとがき「えと、あとがきです」で始めてます(笑) 私は新井素子先生が大好きです。

本来、「迅雷計画」は6巻構成で考えていたのですが、現在の出版事情ではどう頑張っても4巻までが限度という事で、この巻が最終刊となりました。
そのおかげで、残り3巻で登場予定だった

あーんな超兵器やこーんな超兵器がぞろぞろ

登場していますが、すべて当初の予定通りです(笑)

そして表紙は、

迅雷計画4表紙

 架空戦記史上初宇宙軍用機表紙っ!

三菱ボーイングX-20軌道爆撃機「恐龍」(ダイナソア)

ですよ。この最終刊は、架空戦記史上初

地球周回軌道上の戦闘がメイン

なんですから。それでこその、迅雷計画です。

果たして、ナチスドイツには勝てるのか?
国境を脅かす中国人民解放軍との決着は?
ソビエト連邦に巣喰った真の敵の正体とは?
そして、巻史郎の、迅雷計画宇宙開発の運命は?

(有)迅雷計画ラストバトル。皆様、よろしくお願いします。

イェフィム・ゴードン氏の「Chinese Aircraft」発売されました。

2008.12.15(02:59)

文林堂が発行する世界の傑作機ロシアの航空機を特集する際に、よく写真を提供していらっしゃる航空評論家イェフィム・ゴードン氏の最新刊、「Chinese Aircraft」が遂に刊行されました。これまではロシアの航空機一辺倒だったゴードン氏ですが、遂に中国の軍用航空機にメスを入れたこの一冊! 当然、ゴードン氏の事ですから、まことしやかなあーんな事やこーんな事も掲載されているに違いありません。
私はこの本を見つけてからずっと、Amazon.com販売可能になるまで定期的にウォッチしていたのですが、ようやっと販売開始となりました。

上のバナーは、もちろん米国Amazon.comへのリンク1ドル=約90円のこのご時世。確実に購入して損のない一冊一家に確実に欲しいこの一冊なのならば、日本Amazon.co.jpで買うよりも、米国Amazon.comで購入する方が確実に安いです。

ビバ、円高っ!

丸1月別冊 スーパー・ゼロ戦烈風図鑑

2008.12.12(01:20)

特に、烈風について特集した本と言うだけならば購入しなかったのだが、この手の本で久々に興味深い記事に遭遇した。

それは、秋本実先生が執筆された「海軍まぼろしの戦闘機列伝」である。昔から、秋本先生のこの手の記事は非常に興味深く読ませていただいていたのだが、今回は特に

強風二二型(紫電改を水上機化したもの)
月光ジェット化型
混合動力型紫電改こと紫光
マルJ実験機型紫電

と言った新ネタが盛り込まれているところが非常に興味深い。

それに加えて、この記事には三編の記名コラムが盛り込まれている。
・採用されなかった「十三試双発陸上戦闘機(案)」(筆者:小池田忠)
・米側から見た十七試戦闘機「閃電」と「神龍二型」(筆者:大塚好古)
・「有翼噴進弾」として計画されたブーメラン型の特攻機(筆者:小池田忠)

十三試双発戦闘機については、事実であるので特にコメントを差し挟む事はしない。問題は、同じ小池田忠氏の手によって書かれた有人有翼噴進弾の方であろう。
出自資料が記載されていないのが少々気にはなるが、防衛研究所所蔵の資料からこの機体に関する資料が発見されたという事ならば、これは久々の大発見である。
こういうものは、戦後65年の歳月が流れようとも丹念に調べていけば、新たな資料が発見されることがあり、それゆえに面白いのである。そういう意味で、この小池田氏の発見には、惜しみない賛辞を送りたい。
ちゃんと文章を読めば解るが、大戦末期の特攻グライダー神龍についても、並々ならぬ研究をされている方であることがうかがい知れる。

しかしながら、大塚好古氏神龍二型に関するコラムであるが、こちらは申し訳ないがいささか調査が不足していると言わざるを得ない。
実は、神龍一型神龍二型についての記事はかなり前の航空情報のバックナンバーに掲載されている。少なくとも私は、その記事が掲載された航空情報を所有している。
大塚氏は、”ちなみに本機は計画途上でジェット化の検討が行われたが、戦後この話と木製グライダー特攻機「神龍」の生産計画の話が混同・誤解されて海外に伝わった結果、現在海外では『「神龍一型」の前部胴体を元にして設計されたロケット戦闘機「神龍二型」が本土防空用の切り札となる短距離迎撃機として開発された』という出所不明の話が一人歩きしている。”と書かれておられるが、この話の出所は航空情報のバックナンバーに掲載された開発者のインタビュー記事で間違いはない。
なお、神龍一型と神龍二型はまったくの別設計なので、前部胴体を元に設計したという話は非常にムリがある。


訃報のジェットストリームアタック……。

2008.12.07(08:05)

嗚呼、世の中は激動しているなあ……。

高野 宏一監督
はっきり言って、初代ウルトラマンの特技は一さんが撮ってなければ高野さんだったわけで。
ウルトラセブンの、ウルトラホークやステーションホークやハイドランジャーがむちゃくちゃ活躍している話(「V3から来た男」とか「ノンマルトの使者」とか)の特技監督はみーんな高野さんがやっておられたわけで。間違いなく、この方の撮影された、ウルトラホークや、ステーションホークや、ハイドランジャーにワシらは持って行かれたわけで……。
ウルトラマンからウルトラマン80まで、ミラーマンやジャンボーグA、そしてアイアンキングやレッドバロン、マッハバロンといった宣弘社作品、それからグリッドマンに至り、最後にフルで一本単独で特技監督をされたのがウルトラマンティガのレギュラン星人の話(アレは好きだった)。
特に、作品の起ち上げの時には必ず特技監督として活躍しておられた、特撮の屋台骨を本当に支えていた方だと思います。

寺島幹夫
言わずと知れた、ガッチャマンのベルクカッツェ役で有名な俳優/声優さん。他にも宇宙戦艦ヤマトの山崎機関長とか、ゴッドシグマのガガーンとか、ゴワッパーファイブ・ゴーダムのマグダー将軍とか、ボルテスVのズ・ザンバジルとか、印象深い声多数。
昔、辰巳出版でガッチャマン本書かせていただいた事もあり、カッツェ様が亡くなられたのはかなりショック。
なお、ネット上でぬるい輩を見かけたのであえて書いておくが、「おのーれ、おのれ」いうおのれを2回続けるセリフ回しはガッチャマン2のゲルサドラであって、カッツェ様ではない。カッツェ様は「おのれー、科学忍者隊のヒヨッコ共が。憶えておくがいい」ですから。

フォレスト・J・アッカーマン
今年は本当に、SF界の重鎮が亡くなる年だと痛感する。少し前にお亡くなりになったという誤報が入ってビビったのだが、今度こそ本当にお亡くなりになった。今年の6月に野田昌宏さんがお亡くなりになったが、例えて言うならアメリカの野田さんがお亡くなりになったようなものだ。アメリカのSFに貢献した、偉大なる御仁であった。

あらためて、三人ともご冥福をお祈りします。出来れば今年はこれで、打ち止めにしてください。

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