艦船

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Soviet & Russian Ekranoplans

2011.01.16(14:36)


日本でもおなじみのイェフィム・ゴードン氏の新刊著書、ソ連とロシアのエクラノプラン(表面効果船)が届きました。今回は、セルゲイ・コミザロフ氏との共著になっています。
まあ、現時点でカスピ海の怪物、表面効果船の本としては最強の部類に入りますね。エキップコンサーンの円盤形効果船とか、愛知万博のロシア館に置いてあったベリエフの大型輸送効果船とか、いろいろと興味深いです。
掲載されている表面効果船のデザインも、最初にリピッシュ博士(Me163コメートを作った人な)が考案したデザインを元にしたものや、お馴染みの飛行艇を基礎としたデザインばかりでなく、たとえばフェリーボートを表面効果船としてデザインしたようなものも掲載されており、非常に興味深いです。
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未成原子力空母ウリヤノフスク

2009.02.14(08:56)

空母ウリヤノフスク

  この画像が、旧ソ連最後の未成原子力航空母艦ウリヤノフスク級となります。

全長:324.6 m
全幅:最大75.5m
吃水:11.0 m
満載排水量:79,758 t
基準排水量:60,000 t
推進機関:加圧水型原子炉×4基,蒸気タービン×4基,4軸推進
出力:24万馬力
最大速力:30 kt (55 km/h)
乗員:2,300名(うち航空要員:1,500名)
搭載機:70機以上(Su-33艦上戦闘機,Mig-29K艦上戦闘機,Yak-44E早期警戒機,Ka-27ヘリコプターなど)
(一説にはSu-25艦上攻撃機型)
武装:
SS-N-19シップレッグ対艦ミサイル用VLS×12基(最大射程:700km)
SA-N-9ゴーントレット対空ミサイル用VLS×24基 (有効射程:1500~12000m
(総搭載数:192発)
CADS-N-1複合型CIWS(30mmガトリング砲+SA-N-11)×8基(搭載ミサイル数:256発)
30mm AK-630CIWS×6基 
(一説には、RBU-12000対潜ロケットランチャー×10)
電子兵装
マルス・パッサート多用途フェーズドアレイレーダ×1
ポドベレゾヴィク(フラット・スクリーン)多用途3次元レーダ×2
ポドカート-M(クロス・ソード)低高度目標探知レーダ×4(SA-N-9照準用)
ホット・フラッシュ目標探知レーダ×8(CADS-N-1照準用)
アンドロメダ航行用レーダー×3
ガゾン(ケイク・スタンド)航空機管制レーダー×1

まあ、中国海軍額面通りにこの艦を造れたらバケモノが出来上がりますね。

まずは艦載機から見ていきましょう。艦上戦闘機はロシアからSu-33シーフランカーを購入できるので、何も問題ないはずです。今更、Mig-29Kとの2機種併用はないんじゃないかな?
もっとも、中国海軍の原子力空母就役は2020年以降なので、その当時になると艦上戦闘機/艦上攻撃機の要求性能向上している可能性があります。
何より、Yak-44E早期警戒機は旧ソ連でも開発中止になった機体なので、艦上早期警戒機については一から開発しないといけません。おそらくKa-31早期警戒ヘリコプターを導入することになると思いますが、E-2C並みの早期警戒機が必要になってくるハズです。結構、艦載機については前途多難かも。

続いて搭載武装です。現状で最も射程が高そうな中国の対艦ミサイルはYJ-62ですが、VLS運用が出来かどうか? 結局、本家SA-N-19をライセンス生産する話になると思います。ただSA-N-19って射程距離が短いのバケモノなのよねん。
対空ミサイル陸上発射型のHQ-17をすでに持っているので、特に問題はありません。CIWSはすでに730型30mmCIWSを保有しています。

電子兵装ですが、多用途フェイズドアレイレーダ052C型駆逐艦で運用中多用途3次元レーダは、そもそもワリャーグに搭載予定のものだったので無問題。他のレーダも対して問題はありませんが、艦種が空母ともなると他の駆逐艦との戦闘情報統制システムが必要になります。ただしまあこれも、ワリャーグで運用しようと考えていたものがあるはずなので、あまり問題ではないでしょう。

結論として現状の技術的ネックは艦載機と対艦ミサイルですが、まああと11年もありますから何とかなっちゃうんじゃないでしょうか。

中国空母、続報

2008.12.30(05:47)

asahi.comから。

中国、初の空母建造へ 来年着手、15年までに中型2隻

>【北京=峯村健司】中国軍が09年から、初の国産空母建造を上海で始め、2015年までに
>5万~6万トン級の中型艦2隻の完成を目指す。複数の軍や造船会社の関係者が明らかに
>した。また、遼寧省の大連港に係留されている旧ソ連軍の空母ワリャーク(6万トン級)が近く
>改修を終えて訓練用に就航する見通しで、艦載機パイロットの養成も始まっている。

>最近、黄雪平・中国国防省報道官が建造に前向きな発言をしており、各国の関心が集まっ
>ていたが、計画の全容が明らかになるのは初めて。空母の配備で中国海軍の洋上戦闘能
>力が高まれば、東アジアの軍事バランスに大きな影響を与えるとみられる。

>中国軍は08年秋までに「大航空母艦計画」を作成し、海軍総司令部内に専門部署を設けた。
>原子力ではなく、通常推進型となる。広東省湛江に司令部を置き南シナ海を管轄する南海艦
>隊に配備される予定で、海南島三亜に専用の埠頭(ふとう)を建設している。艦載用にロシア
>製戦闘機スホイ33を約50機購入する。

>上海市当局者によると、上海市郊外の長江に浮かぶ長興島には、世界最大規模の造船基地
>が08年秋に完成した。4カ所ある大型ドックのうち1カ所が空母建造用。造船会社関係者の話
>では、電力制御システム関連の部品はロシアから輸入するほか、国内の軍事関連企業に発
>注した。これらの調達が順調なら空母の工期は2年短縮される。

>一方、大連港にあるワリャークは旧ソ連時代に7割ほど建造されたもので、98年にマカオの
>観光会社が買い取り、02年から海軍と関係が深い大連の造船会社が改修していた。電気
>系統のトラブルなどがあったが、このほど訓練用として完成のめどが立った。

>大連には、発着に高度な技術が求められる艦載機パイロットを養成する学校が設立された。
>07年からウクライナ・オデッサの海軍航空部隊トレーニングセンターで学んだ中国海軍幹部
>が講師となり、選抜された約50人を訓練している。ロシアなどからも講師を招いているという。

>海軍少将の一人は朝日新聞の取材に対し、中国の中東からの石油輸入が増えているため
>マラッカ海峡やインド洋のシーレーン防衛を空母の任務に想定していると明らかにしたうえで、
>「米国が保有するような10万トン近い大型空母ではなく、脅威にはあたらない」と強調した。

なんか久々に、朝日新聞の記者にも優秀な人材が残っていることを思い知らされました。あっ、でもワリャークではなくワリャーグな。
そんで、ワリャーグがどういう船かというと、アドミラル・グズネツォフ級空母2番艦

これで中国の空母
1.アドミラル・グズネツォフを基本とした、6万トン級通常動力スキージャンプ空母。しかも2隻
2.艦載機はスホーイSu-33

で確定。ちなみにSu-33については週刊オブイェクトにこういう話題が。

ロシアと中国が軍事技術の知的所有権協定に調印

<中ロ>軍事技術分野の知的所有権保護で合意、「パクリ」兵器の輸出禁止へ : Record China

>2008年12月15日、米軍事専門紙・ディフェンスニュースは中国とロシアが11日に軍事技術
>分野における知的所有権保護の協議に調印したと報じた。これにより中国はロシアの技術
>を利用して製造した兵器を勝手に輸出することが出来なくなるという。19日、東方網が伝え
>た。

>中国はロシア軍需産業にとって最大のお得意様であると同時に、最大のライバルでもある。
>その典型例ともいえるのが中国「自主開発」の戦闘機・殲撃11。ロシアのスホーイ27を元に
>開発されたものだが、中国は「自主開発」したものと主張、自国で配備するばかりか、パキ
>スタンなどにも売却、軍事兵器市場でロシア製戦闘機と競合関係にあるという。

>中国の「パクリ」行為にロシアも態度を硬化、新規の兵器売却契約をストップするなど両国
>の対立が続いていたが、このたび軍事技術分野における知的所有権保護が両国間で確認
>されることとなった。同協議によりロシアから技術供与を受けた兵器の輸出が禁止されたた
>め、中国製兵器の輸出に影響が生じると見られている。

これで、Su-33ばかりでなくかなりの艦載兵器が現状のまま使用可能になりました。

残る問題は
1.空母を中核とする艦隊の編成と運用(護衛艦隊の編成と艦隊情報通信)
2.長駆作戦時の洋上補給の問題

となりますが、練習空母としてのワリャーグの就役と、今回のソマリア海賊征伐遠征艦隊への福池級補給艦「徽山湖」の派遣でかなりの問題がクリアできそうな気がして来ました。
そういう意味では、中国は空母保有に関してかなり本気であり、2015年の中国海軍空母2隻就役というのは絵空事でもなんでもないと結論付けられます。

中国国防部「航空母艦建造を検討。主権と権益を保護」

2008.12.24(03:40)

中国海軍ネタ、続きます。サーチナから。

>23日付中国新聞社電によると、中国国防部の黄雪平准将は同日、海賊対策を目的とする
>中国海軍艦隊のソマリア沖(アデン湾)派遣についての記者会見で、「中国政府は各方面
>の総合的要因により、航空空母の建造を真剣に検討する」と述べた。

>黄准将は、航空空母は一国の国力の具体的あらわれであり、海軍の実力のための具体的
>要求であると述べ、「中国には広大な海の辺境があり、国家の海上での主要方面の安全と、
>領海での主権と海の辺境での権益を維持することは、中国の武装力の神聖な職責」と主張
>した。

ついに中国軍首脳が、空母建造計画があることを認めました。
大国の威信に賭けて、沿岸海軍から遠洋海軍へ生まれ変わろうとする発意の一環なんでしょうが、その前に補給艦の装備をなんとかしましょうね。洋上補給も満足に出来ん海軍が、空母を持つなぞちゃんちゃら可笑しいですよ。

ただし、こういう計画が内在している以上、中国海軍は確実に日本に対する脅威と考えなければなりません。

ソマリア沖に駆逐艦を派遣―中国初の「国外」作戦行動

2008.12.23(11:04)

サーチナで、中国海軍ソマリア沖派遣艦隊詳細な構成が公表されていました。

>ソマリア沖に駆逐艦を派遣―中国初の「国外」作戦行動
>22日付環球時報によると、中国海軍南洋艦隊はソマリア沖にミサイル駆逐艦「武漢」、「海口」
>と総合補給艦「微山号」を派遣する。中国が帰属問題で係争があるスプラトリー諸島(南沙諸島)
>などを除けば、中国初の国外での作戦行動。
>中国艦隊は船舶が危険にさらされた場合のみ行動し、それ以外には攻撃活動を行わない。
>付近を航行する他国の船が海賊に攻撃・威嚇された場合には、国連決議にもとづき、人道的
>救援を行なう。今回の任務で中国艦隊は単独行動を行い、他国の軍艦との共同作戦は行なわ
>ない。ただし、情報の共有は行なう可能性がある。同艦隊は26日に海南省三亜市の軍港を出
>航する。
>「武漢」は広州級駆逐艦で、2004年に就役。「海口」は広州級の改良型である蘭州級駆逐艦で、
>05年に就役した。蘭州級駆逐艦は中国で初めて本格的な艦隊防空能力を備えたシリーズ。
>同シリーズの開発には、米国から盗んだ技術が使われたとされている。同シリーズの技術盗用
>に関連して、米国で逮捕された広東省出身の中華系米国人、麦大志被告は20年間に渡り情報
>を盗み出していたとして2008年3月25日、カリフォルニア連邦裁判所で禁固24年5カ月が言い渡
>された。

この記事、微妙に間違ってます。
総合補給艦は正確には、福池級補給艦(フーチー級)徽山湖。この辺はさすがに、人民網日本語版の記事の方が正確ですね。

広州級駆逐艦「武漢」(Wuhan)(052B

Wuhan

全長154m,全幅:17m,満載排水量:約7,000トン,
主機:DA-80/DN-80ガスタービン 2基(48,600馬力)+MTUディーゼル 2基(8,840馬力) CODOG 2軸
最大速力:30kt,最大航続距離:4,500nm
乗員:280名
武装:AAM発射機×2,ASM発射機×4,SSM発射機×2,魚雷発射管×2,100mm単装砲×1,30mm対空機関砲×2
電子兵装:三次元レーダー×1,対空/対水上レーダー×1,
火器管制レーダー:SAM用×4,SSM用×2,対空火器用×2
チャフ発射機×4
搭載ヘリコプター:Ka-28ヘリックス対潜ヘリコプター

おおよそ、ソ連海軍のソブレメンヌイ級に相当する艦艇のようです。

052C型防空駆逐艦「海口」(Haikou)

Haikou

全長154m,全幅:17m,満載排水量:約7,000トン,
主機:DA-80/DN-80ガスタービン 2基(48,600馬力)+MTUディーゼル 2基(8,840馬力) CODOG 2軸
最大速力:30kt,最大航続距離:4,500nm
乗員:280名
武装:AAM発射機×8,ASM発射機×2,魚雷発射管×2,100mm単装砲×1,30mm対空機関砲×2
電子兵装:三次元レーダー×1,対空/対水上レーダー×1,二次元対空レーダー×1
火器管制レーダー:SSM用×2,対空火器用×2
チャフ発射機×4
搭載ヘリコプター:Z-9C対潜ヘリコプター

対空レーダーをフェーズドアレー化した、対空強化型の駆逐艦です。もっとも、ソマリア沖では海賊が相手なので、僚艦「武漢」と同等性能の対水上戦闘能力の艦(ただし、情報処理能力は「海口」が上)と見るのが妥当でしょう。

福池級補給艦(フーチー級)「徽山湖」(Weishanhu)

Weishanhu

全長178.5m,全幅:24.8m,満載排水量:約23,000トン,
主機:SEMT-Pielstickディーゼル 2基(24,000馬力) 2軸
最大速力:19kt
乗員:130名
武装:37mm連装対空砲×4
搭載量:燃料 10500t,清水 250t,ドライカーゴ 680t
チャフ発射機×4
搭載ヘリコプター:Z-8ヘリコプター

現在の中国海軍の主力補給艦で、派生型が輸送艦や病院船として運用されている。プローブレシーバーや、ドライカーゴ用の受給ポストが装備されていないということで、洋上補給能力についてはどうなんだろう……?

まあ、要はソブレメンヌイ相当の洋上打撃能力を持つ艦艇2隻主力輸送艦1隻が派遣されたという認識で正解だと思います。
旗艦は「海口」なんだろうかなあ? 情報処理能力から考えると「海口」なんだが。

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